正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
腸管でのカルシウム吸収を高める因子と、低下させる因子を区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× エストロゲンは、腸管でのカルシウム吸収を助け、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えます。
閉経でエストロゲンが減ると骨粗鬆症になりやすいのはこのためです。
2:× 適量の蛋白質は、カルシウムの吸収を助ける方向に働きます。
蛋白質の分解でできる一部のペプチドやアミノ酸が、カルシウムを溶けやすい状態に保つためです。
3:× ビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDになり、腸管でのカルシウム吸収を促進します。
4:○ 副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)は、腸管でのカルシウム吸収を抑え、尿へのカルシウム排泄を増やします。
ステロイドを長期に使うと骨粗鬆症が起こるのは、この作用と骨形成の抑制によるものです。
5:○ リンを多くとると、腸管の中でカルシウムと結合して溶けにくいリン酸カルシウムとなり、カルシウムの吸収が低下します。
【ポイント】
カルシウム吸収を高めるのは活性型ビタミンD・適量の蛋白質・乳糖など、低下させるのはリン・シュウ酸・フィチン酸・糖質コルチコイドなどです。