正答4
解説
正解は4です。
機能性神経学的症状症(変換症、転換性障害)の特徴と予後を問う問題です。
機能性神経学的症状症は、神経の病気では説明できない運動や感覚の症状(麻痺・けいれん・感覚の消失など)が現れる病態です。
【選択肢別解説】
1:× 精神療法は有効です。
病気の仕組みを説明する心理教育や認知行動療法、理学療法・作業療法を組み合わせて治療します。
2:× 発症は小児期から成人期まで幅広くみられ、20歳以降の発症も珍しくありません。
3:× 経過が短いほど、つまり発症から治療開始までの期間が短いほど、予後は良好です。
経過が長いほど症状が固定しやすくなります。
4:○ 患者が診断を理解して受け入れていると、治療に前向きに取り組めるため、予後が良好です。
診断を受け入れず別の身体の病気を探し続ける場合は、症状が長引きやすくなります。
5:× パーソナリティー症(パーソナリティー障害)を合併している場合は、症状が慢性化しやすく、予後は不良です。
【ポイント】
機能性神経学的症状症の予後が良い要因は、急な発症、明らかなきっかけがあること、短い経過、診断の受け入れです。
パーソナリティー症の合併や長い経過は予後不良の要因です。