正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬をやめたいと訴える患者への、適切な声かけを問う問題です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、長く飲み続けたあとに急にやめると、不眠の悪化や不安、まれにけいれんなどの離脱症状が出ることがあります。
作業療法士は患者の不安を受け止めつつ、服薬の変更は主治医と相談して進めるよう支援します。
【選択肢別解説】
1:× 眠れない日だけ飲むように変えることは、服薬方法の変更にあたり、作業療法士が独自に指示すべきではありません。
不規則な服用で反跳性の不眠などが起こるおそれもあります。
2:○ まず、どのような副作用を心配しているのかを具体的に聴きます。
患者の不安の内容を把握することで、正しい情報の提供や主治医への相談につなげられます。
3:× 「我慢してください」と不安を一方的に退けると、患者は相談しにくくなります。
自己判断で服薬をやめてしまうなど、かえって危険な行動につながるおそれもあります。
4:× ベンゾジアゼピン系睡眠薬を急に中止すると、離脱症状が出る危険があります。
中止するときは主治医の指示で少しずつ減らすのが原則であり、直ちに中止を勧めるのは誤りです。
5:○ 服薬の変更は主治医が判断することなので、主治医に相談するよう勧めます。
直接相談しにくい患者には、作業療法士から主治医に伝えることができると申し出て、多職種で支えます。
【ポイント】
服薬に関する訴えには、不安を受け止めて具体的に聴き、主治医につなぐのが基本です。
ベンゾジアゼピン系の薬は、急な中止を避けて少しずつ減らすことを覚えておきましょう。