正答4
解説
正解は4です。
Guillain-Barré症候群は、感染などをきっかけに末梢神経が自己免疫的に障害される急性の多発根神経炎です。
先行感染、髄液所見、神経伝導検査の特徴を押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 脳神経が障害されると、顔面神経麻痺や嚥下・構音の障害(球麻痺)が起こることがあります。
重症例では呼吸筋麻痺も起こります。
2:× 先行感染として多いのは、カンピロバクターなどの細菌やサイトメガロウイルスなどのウイルスによる感染です。
原虫感染が誘因となる病気ではありません。
3:× 髄液では、細胞数は正常のまま蛋白が上昇する蛋白細胞解離がみられます。
蛋白は低下ではなく上昇します。
4:○ 末梢神経の運動神経と感覚神経の両方が障害されます。
運動麻痺が主体ですが、しびれなどの感覚障害も伴います。
5:× 脱髄型では、神経伝導速度の低下や伝導ブロックがみられます。
軸索型では活動電位の振幅が低下します。
伝導検査は正常ではありません。
【ポイント】
Guillain-Barré症候群は、四肢の弛緩性麻痺が左右対称に急速に進行し、腱反射が低下・消失します。
多くは数週でピークに達した後に回復しますが、急性期は呼吸筋麻痺への注意が必要です。