正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)は30点満点の認知症スクリーニング検査で、20点以下で認知症の疑いとされます。
口頭の質問だけで行う検査で、動作や書字の課題は含まれません。
【選択肢別解説】
1:× 文章を書く課題は、MMSE(Mini-Mental State Examination)に含まれます。
HDS-Rには書字の課題はありません。
2:× 検者の手の形をまねる課題は、HDS-Rには含まれません。
手指の模倣は、構成能力や失行をみる検査で用います。
3:× 図版を見て答える課題は、HDS-Rには含まれません。
HDS-Rの視覚的な課題は、5つの物品を見せて隠し、何があったかを答えてもらう記銘の課題です。
4:○ 3桁と4桁の数字を逆から言ってもらう「数字の逆唱」は、HDS-Rの質問項目の一つです。
注意と作業記憶をみる課題です。
5:○ 知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってもらう「言語流暢性」の課題は、HDS-Rの質問項目の一つです。
【ポイント】
HDS-Rは、年齢・日時の見当識・場所の見当識・3つの言葉の記銘・計算(100から7を引く)・数字の逆唱・3つの言葉の遅延再生・5つの物品の記銘・野菜の名前の9項目からなります。
MMSEにある書字・図形の模写・口頭指示による動作がHDS-Rにはない点が、両者の違いとして頻出です。