次の文で示す患者について、問題100、問題101の問いに答えよ。
「31歳の女性。主訴は頭痛と肩こり。月経は不定期で月経時に頭痛が増悪し、下腹部痛も出現する。月経血に血塊がみられ、舌下静脈の怒張もみられる。」
本患者の痛みの特徴はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
症例文の「月経時に頭痛が増悪」「下腹部痛」「月経血に血塊」「舌下静脈の怒張」が判断の根拠です。
これらは血の流れが滞った瘀血(血瘀)の典型的な所見です。
瘀血による痛みの特徴を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 瘀血の痛みは、刺すような痛みで場所が固定し、夜間に増悪するのが特徴です。
夜は陰の時間帯で血の巡りがさらに滞るためとされます。
2:× だるい感じの痛み(重だるい痛み)は、湿邪による痛みや虚証の痛みの特徴です。
瘀血の痛みとは合いません。
3:× 冷やすと疼痛が軽減するのは熱証の痛みの特徴です。
瘀血の痛みは冷えると血の巡りが悪くなり、むしろ悪化しやすくなります。
4:× 痛む部位が移動するのは、気滞や風邪による痛みの特徴です。
瘀血の痛みは部位が固定しています。
【ポイント】
瘀血の痛みは「刺痛・固定痛・拒按・夜間に増悪」と覚えましょう。
気滞は脹痛・遊走痛、湿は重痛、寒は冷痛で温めると軽減すると整理すると区別しやすくなります。