正答2
解説
正解は2です。
下顎の運動とその主動作筋を知り、筋の上にある経穴を選ぶ問題です。
下顎の挙上(閉口)は咬筋・側頭筋・内側翼突筋が行います。
そのうち下顎を後方へ引く(後退)のは、側頭筋の後部線維です。
したがって挙上と後退の両方を行う主動作筋は側頭筋です。
【選択肢別解説】
1:× 下関は頬骨弓の下縁中点と下顎切痕の間の陥凹部にあります。
深部には外側翼突筋があり、下顎を前方へ出す筋や開口に働く筋なので、後退の主動作筋ではありません。
2:○ 曲鬢は、もみあげ後縁の垂線と耳尖の水平線の交点にあります。
側頭部の側頭筋の上に位置するため、側頭筋への局所治療穴として適切です。
3:× 顴髎は外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部にあります。
咬筋の起始部付近にあたり、咬筋は挙上に働きますが後退の主動作筋ではありません。
4:× 頬車は下顎角の前上方1横指(中指)の部位にあります。
咬筋の上にあり、挙上には働きますが、後退の主動作筋ではありません。
【ポイント】
下顎の後退は側頭筋の後部線維、前方突出は外側翼突筋が主に行います。
側頭部の曲鬢・率谷・頷厭などは側頭筋の上、頬車・下関の付近は咬筋や翼突筋と対応づけましょう。