次の文で示す症例について、問題133、問題134の問いに答えよ。
「24歳の男性。1か月前から右下肢痛を自覚。近医を受診してMRI検査にて椎間板ヘルニアと診断された。SLRテスト陽性。アキレス腱反射減弱。」
障害神経根のデルマトーム領域に治療穴を求める場合、最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
神経学的所見から障害神経根を特定し、そのデルマトーム上の治療穴を選ぶ問題です。
症例はSLRテスト陽性で、坐骨神経につながる下位腰椎・仙骨の神経根の障害が考えられます。
アキレス腱反射の減弱は、S1神経根の障害を示す所見です。
S1のデルマトームは、足の外側縁、足底、第5指にあたります。
【選択肢別解説】
1:× 陥谷は足背の第2・第3中足骨間、第2中足指節関節の近位陥凹部にあります。
足背の中央部はL5の領域で、S1ではありません。
2:× 太渓は内果尖とアキレス腱の間の陥凹部にあります。
内果付近の足内側はL4の領域にあたり、S1の中心的な領域ではありません。
3:× 殷門は大腿後面、大腿二頭筋と半腱様筋の間、殿溝の下方6寸にあります。
大腿後面はS2の領域で、S1ではありません。
4:○ 束骨は足外側、第5中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際にあります。
足の外側縁にあたり、S1のデルマトーム上の治療穴として適切です。
【ポイント】
膝蓋腱反射の低下はL4、アキレス腱反射の低下はS1の障害を示します。
足の内側はL4、足背はL5、足の外側と足底はS1と覚えると、治療穴を選びやすくなります。