正答1
解説
正解は1です。
植物状態は、自分で呼吸ができ睡眠と覚醒のリズムもあるのに、周囲を認識したり意思を伝えたりできない状態です。
脳のどの部分の機能が失われ、どの部分が保たれているかを考えます。
【選択肢別解説】
1:○ 植物状態は大脳(特に大脳皮質)の広い範囲が障害されて起こります。
意識の内容や認知の働きは失われますが、脳幹の機能は保たれるため、自発呼吸や心拍が維持されます。
2:× 中脳は脳幹の一部で、植物状態では機能が保たれています。
中脳を含む脳幹全体の機能が失われると、植物状態ではなく脳死になります。
3:× 延髄には呼吸や循環の中枢があります。
植物状態では延髄の機能は保たれており、延髄が障害されると自発呼吸ができなくなります。
4:× 脊髄の障害では、障害された高さより下の運動麻痺や感覚障害が起こりますが、意識は保たれます。
植物状態の原因にはなりません。
【ポイント】
植物状態は「大脳の障害、脳幹は保たれる」、脳死は「脳幹を含む脳全体の機能停止」です。
自発呼吸の有無が両者を区別する大きなポイントです。