正答2
解説
正解は2です。
この問題は変形性股関節症の原因とならないものを選ぶので、○ が答え(原因とならない疾患)です。
日本の変形性股関節症の多くは、子どもの頃の股関節の病気が骨頭や臼蓋の変形を残して起こる二次性のものです。
【選択肢別解説】
1:× ペルテス病は変形性股関節症の原因になります。
小児の大腿骨頭が血流障害で壊死し、骨頭が扁平に変形したまま治ると、成人後に関節症が起こります。
2:○ 単純性股関節炎は変形性股関節症の原因になりません。
小児に起こる一過性の滑膜の炎症で、安静にすると数日から2週間程度で治り、関節の変形を残さないためです。
3:× 外傷性股関節脱臼は原因になります。
脱臼に伴う関節軟骨の損傷や大腿骨頭壊死によって、のちに関節症が起こります。
4:× 大腿骨頭すべり症は原因になります。
思春期に大腿骨頭が骨端線でずれる病気で、変形が残ると関節症に進みます。
【ポイント】
日本の変形性股関節症の原因として最も多いのは、臼蓋形成不全(発育性股関節形成不全の遺残を含む)です。
ペルテス病は男児(4〜8歳頃)、大腿骨頭すべり症は肥満した思春期の男子に多い点も頻出です。