正答3
解説
正解は3です。
臓腑病証は、その病証がどのような原因と経過で生じたかを理解することが大切です。
各肢で示された病因が、病証の名前と一致しているかを確かめます。
【選択肢別解説】
1:× 肝胆湿熱は、肝血虚が胆に波及したものではありません。
外から湿熱の邪を受けたり、脂っこい物や酒のとり過ぎで生じた湿熱が肝胆にこもったりして起こります。
2:× 心火亢盛は、心陰が亢進したものではありません。
精神的なストレスが火に変わったり、辛い物のとり過ぎで熱が生じたりして、心の火(陽)が盛んになった実熱の病証です。
3:○ 脾胃湿熱は、湿が長く脾胃に停滞し、それが熱に変わって生じます。
脂っこい物や甘い物、酒のとり過ぎで生じた湿が化熱し、腹の張り、吐き気、口の粘り、黄色く粘る舌苔などを起こします。
4:× 腎陰虚は、腎気虚が進んで温煦作用が低下したものではありません。
それは腎陽虚の説明です。
腎陰虚は、慢性の病気や過労、房事過多などで腎の陰液が消耗して起こります。
【ポイント】
気虚が進んで体を温める力(温煦作用)が落ちると陽虚になります。
陰虚は陰液の不足で、ほてりや寝汗などの虚熱の症状が出る点が陽虚との違いです。