正答1
解説
正解は1です。
手関節背屈は長・短橈側手根伸筋、肘関節屈曲は上腕二頭筋と腕橈骨筋が主に担います。
この2つの筋力低下が同時にみられる場合は、主にC6神経根の障害と考えます。
C6のデルマトーム(皮膚分節)は前腕の橈側から母指に広がるので、その領域にある経穴を選びます。
【選択肢別解説】
1:○ 曲池は肘を曲げてできる横紋の外端付近、尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線の中点にあります。
前腕橈側のC6領域にあるため、最も適切な治療穴です。
2:× 曲沢は肘窩横紋上で上腕二頭筋腱の内方にあります。
肘窩の中央よりやや内側で、前腕橈側のC6領域の中心から外れます。
3:× 小海は肘頭と上腕骨内側上顆の間にあります。
肘の尺側でC8やT1の領域に近く、C6領域ではありません。
4:× 少海は上腕骨内側上顆の前縁で肘窩横紋と同じ高さにあります。
肘の内側でT1の領域に近く、C6領域ではありません。
【ポイント】
上肢のデルマトームは、上腕外側がC5、前腕橈側と母指がC6、中指がC7、小指と前腕尺側がC8、上腕内側がT1です。
デルマトームを考慮するときは、手の陽明大腸経など橈側の経脈がC6に対応します。