正答2
解説
正解は2です。
月経痛は、器質的な病気がない原発性(機能性)月経困難症と、子宮内膜症や子宮筋腫などによる続発性(器質性)月経困難症に分けられます。
灸療法のよい適応は原発性で、続発性や内分泌異常が疑われる場合はまず医療機関での精査が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 40歳頃からの過多月経と血塊を伴う月経痛は、子宮筋腫や子宮腺筋症などの器質的疾患を疑う所見です。
灸療法よりも婦人科での精査を優先します。
2:○ 初経から2年ほどで排卵周期が整い始めた時期に始まる月経痛は、原発性(機能性)月経困難症の典型です。
器質的な病気を伴わないため、灸療法の最もよい適応です。
3:× 28歳になってから新たに強い月経痛が始まった場合は、子宮内膜症などによる続発性月経困難症を疑います。
まず婦人科での精査が必要です。
4:× 頻発月経で無排卵が続く場合は、卵巣機能など内分泌の異常が疑われます。
灸療法よりも婦人科での検査と治療を優先します。
【ポイント】
原発性月経困難症は初経後まもない若年者に多く、続発性は20歳代後半以降に新たに現れることが多いです。
器質的疾患が疑われる場合は、医療機関の受診を勧めることが鍼灸師の役割です。