正答3
解説
正解は3です。
認知症の症状と、その背景にある病態(中核症状)の対応を問う問題です。
記憶障害、見当識障害、失行、失認、実行機能障害がそれぞれどんな行動として現れるかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× トイレ以外で放尿するのは、トイレの場所がわからなくなる場所の見当識障害によることが多いです。
失行は、手足は動くのに目的に沿った動作ができない状態を指します。
2:× リモコンが使えないのは、道具の使い方がわからなくなる失行(観念性失行)によるものです。
失認は、感覚は正常なのに物が何かを認識できない状態を指します。
3:○ 財布をしまった場所を覚えていないため、盗まれたと思い込んで騒ぎます。
新しいことを覚えられない記銘力障害が背景にある「物盗られ妄想」です。
4:× 料理ができないのは、段取りを立てて順序よく作業できない実行機能障害(遂行機能障害)によるものです。
見当識障害は、時間・場所・人物がわからなくなる状態です。
【ポイント】
物盗られ妄想はアルツハイマー型認知症の初期に多くみられます。
中核症状の名前と、それが生活の中でどう現れるかを具体例で結びつけて覚えましょう。