正答4
解説
正解は4です。
末梢動脈疾患などの血管障害による下腿切断について問う問題です。
血管原性の切断は高齢者や糖尿病患者に多く、反対側の下肢の状態にも注意が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 断端は早期から弾性包帯などで圧迫するのが基本です。
浮腫を防ぎ、義足に適した断端の形を整えるために行うので、禁忌ではありません。
2:× 血管障害による切断では、非切断側の下肢も動脈硬化などで血流が悪いことが多いです。
非切断側の血流障害を評価し、潰瘍や壊疽を予防することが必要です。
3:× 切断直後から多くの人に生じるのは、幻肢痛ではなく幻肢です。
幻肢とは、失った手足がまだあるように感じる痛みを伴わない感覚です。
幻肢痛は、存在しない手足に痛みを感じる状態で、すべての切断者に起こるわけではありません。
切断直後に必ず生じるものではなく、しばらくたってから現れることも多いため、記述は誤りです。
4:○ 糖尿病では末梢の血流障害と神経障害が重なり、足部の潰瘍や壊疽が起こります。
糖尿病性足部壊疽は、血管原性の下腿切断の代表的な原因です。
【ポイント】
近年の下肢切断の原因は外傷より末梢動脈疾患や糖尿病などの血管原性が多くなっています。
断端管理(弾性包帯による圧迫)と反対側の足のケアが重要です。