正答4
解説
正解は4です。
症例から病証を推定し、それに合う脈状を問う問題です。
症例文の「10日前に転倒して膝を打撲した」「現在も腫れて痛む」「夜間も痛む」が根拠です。
外傷後に痛みが続き、夜間に悪化するのは、血の流れが滞った瘀血の特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 滑脈は玉が盤上を転がるように滑らかで流れのよい脈です。
痰飲や食滞、実熱でみられ、瘀血の脈ではありません。
2:× 洪脈は大きく力強く、来る勢いが盛んで去る勢いが衰える脈です。
熱が盛んな実熱証でみられ、瘀血の脈ではありません。
3:× 濡脈は浮いて細く軟らかい脈です。
湿邪や虚証でみられ、瘀血の脈ではありません。
4:○ 濇脈は細く遅く、往来がなめらかでなく渋る脈です。
血の流れが滞る瘀血でみられるため、本症例に最も合います。
【ポイント】
瘀血の特徴は、刺すような固定痛、夜間の痛みの増悪、暗紫色の舌、濇脈です。
滑脈と濇脈は「なめらか」と「渋る」で対になる脈として覚えましょう。