正答4
解説
正解は4です。
理学検査が示す病態を判断し、局所への刺鍼で改善が最も期待できるものを選ぶ問題です。
鍼の局所刺激は、筋や腱付着部の痛みや緊張の緩和に効果が期待できます。
一方で、靱帯断裂や関節の不安定性などの構造的な損傷そのものは治せません。
【選択肢別解説】
1:× アプリヘンジョンテストは、肩を外転・外旋させたときに脱臼しそうな不安感が出るかをみる検査です。
陽性なら肩関節の前方不安定性を示し、構造的な問題のため局所刺鍼の効果は限られます。
2:× ラックマンテストは、膝を軽く屈曲した位置で脛骨を前方に引き出し、前方への動揺をみる検査です。
陽性なら前十字靱帯損傷を示し、靱帯の断裂は鍼では修復できません。
3:× ストロークテストは、膝の内側と外側をなでて関節液を移動させ、膨らみが現れるかをみる検査です。
陽性なら膝関節の水腫を示し、原因疾患の治療が優先されます。
4:○ チェアテストは上腕骨外側上顆炎の誘発検査です。
陽性なら外側上顆に付着する伸筋群の付着部の炎症や緊張が示され、局所刺鍼による鎮痛や筋緊張の緩和が最も期待できます。
【ポイント】
肩の前方不安定性はアプリヘンジョンテスト、前十字靱帯損傷はラックマンテストや前方引き出しテストで調べます。
膝の水腫は膝蓋跳動テストやストロークテストで調べます。