正答3
解説
正解は3です。
透熱灸は皮膚に小さな熱傷をつくり、局所に炎症反応を起こします。
炎症では血管が拡張し、血管透過性が高まり、肥満細胞などの細胞が活性化されます。
【選択肢別解説】
1:× 透熱灸の局所では血管が拡張し、皮膚血流量が増加します。
施灸部が赤くなる発赤はその表れであり、減少ではなく増加します。
2:× 炎症反応では、血管透過性は抑制されるのではなく亢進します。
そのため血漿成分が漏れ出て、施灸部に浮腫や水疱が生じます。
3:○ 熱傷で血管が損傷された部位では、止血と修復のために血小板が集まり凝集します。
透熱灸による局所の炎症反応として、血小板凝集能の亢進は正しい記述です。
4:× 透熱灸の熱刺激はマスト細胞(肥満細胞)を活性化し、ヒスタミンなどを放出させます。
活性は抑制されるのではなく高まります。
【ポイント】
炎症の四徴は発赤・熱感・腫脹・疼痛で、これに機能障害を加えて五徴とします。
透熱灸の局所反応は、この炎症の過程に沿って理解すると覚えやすくなります。