正答1
解説
正解は1です。
背部の筋の作用、分類、神経支配を問う問題です。
固有背筋の構成と、各筋の支配神経を整理しておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:○ 菱形筋は、下位頸椎と上位胸椎の棘突起から起こり、肩甲骨の内側縁に停止します。
そのため肩甲骨を脊柱側の上内方に引く作用をもち、肩甲背神経に支配されます。
2:× 板状筋は脊柱起立筋には含まれません。
脊柱起立筋は腸肋筋・最長筋・棘筋の3つで、板状筋(頭板状筋・頸板状筋)は別の筋群です。
3:× 後頭下筋群を支配するのは、大後頭神経ではなく後頭下神経です。
後頭下神経は第1頸神経の後枝で、大後頭神経は第2頸神経の後枝として主に後頭部の皮膚感覚を担います。
4:× 横突棘筋で長さが最も短いのは、多裂筋ではなく回旋筋です。
横突棘筋は浅層から半棘筋・多裂筋・回旋筋の順に並び、深いものほど短くなります。
【ポイント】
脊柱起立筋は外側から腸肋筋・最長筋・棘筋、横突棘筋は浅層から半棘筋・多裂筋・回旋筋です。
後頭下筋群は後頭下神経、菱形筋と肩甲挙筋は肩甲背神経が支配します。