正答3
解説
正解は3です。
整形外科の徒手検査や徴候と、それが陽性となる疾患を対応させる問題です。
大腿骨頭すべり症は、思春期の肥満傾向の男子に多い、大腿骨頭の骨端が後下方にずれる病気です。
【選択肢別解説】
1:× アイヒホッフテストは、母指を握り込んで手関節を尺屈させる検査です。
手関節の母指側に痛みが出ればドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)を示し、大腿骨頭すべり症の検査ではありません。
2:× ピボットシフトテストは、膝の前外側の不安定性をみる検査です。
前十字靱帯損傷で陽性となり、大腿骨頭すべり症の検査ではありません。
3:○ ドレーマン徴候は、仰臥位で股関節を屈曲させると、大腿が自然に外転・外旋してしまう徴候です。
骨頭が後方にずれているため、まっすぐ曲げられないことによる所見で、大腿骨頭すべり症に特徴的です。
4:× ピアノキー徴候は、鎖骨の外側端を押すとピアノの鍵盤のように沈み、離すと浮き上がる徴候です。
肩鎖関節脱臼でみられ、大腿骨頭すべり症の所見ではありません。
【ポイント】
大腿骨頭すべり症は、膝の痛みを訴えて受診することもあるため見逃しに注意します。
股関節の屈曲で外旋が強制されるドレーマン徴候が診断の手がかりです。