正答1
解説
正解は1です。
症例から病証を判断し、その病証でみられる舌苔を選ぶ問題です。
症例では、2週間前の感冒の後も「透明な鼻汁が出て」「痰が多い」状態が続いています。
水湿が停滞して痰となった、痰湿(湿痰)の状態と判断します。
【選択肢別解説】
1:○ 膩苔は、舌の表面にべっとりと粘りつくように付いた、こすっても取れにくい苔です。
湿や痰が体内に停滞しているときにみられ、痰が多い本症例に一致します。
2:× 燥苔は、乾燥してざらざらした苔です。
熱や津液の不足でみられ、透明な鼻汁や多量の痰がある本症例とは合いません。
3:× 黄苔は、黄色い苔で、熱証でみられます。
本症例の鼻汁は透明で、黄色い鼻汁や痰などの熱を示す所見はありません。
4:× 剥落苔は、苔の一部または全部が剥がれ落ちた状態です。
胃の気や胃の陰が損なわれたときにみられ、痰湿が多い本症例とは合いません。
【ポイント】
膩苔は湿・痰、黄苔は熱、白苔は寒または表証、燥苔は津液不足、剥落苔は胃陰の損傷と対応させます。