正答2
解説
正解は2です。
胸部の打診では、空気を含んだ正常な肺の上で清音(共鳴音)が聞かれます。
心臓や肝臓など実質臓器の上では濁音、胃や腸などガスを含む管腔臓器の上では鼓音になります。
この問題は、肺野の上にある経穴を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 膻中は胸骨上で第4肋間の高さにあり、清音ではなく濁音になります。
胸骨の深部には心臓があるためです。
2:○ 屋翳は前胸部の第2肋間で、前正中線の外方4寸に取ります。
深部は肺野であり、打診すると清音が聞かれます。
3:× 中府は肺野の上ではなく、鎖骨下窩の外側で烏口突起の内下方にあたります。
第1肋間の高さで前正中線の外方6寸に取り、厚い大胸筋と烏口突起の近くにあるため清音は得にくい部位です。
4:× 章門は胸部ではなく側腹部の経穴で、肺野の上ではありません。
第11肋骨端の下縁に取り、右側では肝臓の上で濁音、左側では腸管の上で鼓音になりやすい部位です。
【ポイント】
打診音は「肺は清音、心臓・肝臓は濁音、胃腸は鼓音」と覚えます。
胸部の経穴の高さ(肋間)と前正中線からの距離を押さえておくと、深部の臓器を推定できます。