正答3
解説
正解は3です。
着痹は湿邪が主となって起こる痹証で、重だるさやしびれを伴い、痛む場所が固定しやすいのが特徴です。
湿邪という実邪が経絡にとどまっているので、邪を除く瀉法を用います。
この問題は、補瀉の手法のうち瀉法にあたるものを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 抜鍼後に鍼孔を閉じるのは、瀉法ではなく補法です。
開闔の補瀉では、鍼孔を閉じて正気を漏らさないのが補法、鍼孔を開いたままにして邪気を出すのが瀉法です。
2:× 浅く入れてから深くするのは、瀉法ではなく補法とされます。
浅い層から深い層へ進めて気を内に導く操作が補法、深い層から浅い層へ引き上げる操作が瀉法です。
3:○ 吸気時に刺入して呼気時に抜くのは、呼吸の補瀉における瀉法です。
呼気時に刺入して吸気時に抜くのが補法なので、その逆の操作で邪気を出すと考えます。
4:× 経絡の流注方向に沿って刺入するのは、瀉法ではなく補法です。
迎随の補瀉では、流注に従う方向が補法、流注に逆らう方向が瀉法です。
【ポイント】
痹証は、行痹(風邪)、痛痹(寒邪)、着痹(湿邪)、熱痹(熱邪)に分類されます。
補瀉の手技は「補は閉じる・従う・呼気で入れる」「瀉は開く・逆らう・吸気で入れる」と対比して覚えます。