正答4
解説
正解は4です。
この問題は温熱刺激の受容と伝導について誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
灸の熱刺激は、皮膚の受容器で受け取られ、末梢神経から脊髄後角に入り、脊髄を上行して脳に伝わります。
【選択肢別解説】
1:× 熱刺激で開くイオンチャネルは存在するので、正しい記述です。
代表はTRPV1で、約43度以上の熱で開き、熱による痛みの受容にかかわります。
2:× 熱刺激はⅣ群線維で伝導されるので、正しい記述です。
Ⅳ群線維は無髄のC線維にあたり、鈍く持続する熱痛を伝えます。
3:× 脊髄後角の侵害受容ニューロンへ伝達するのは、正しい記述です。
熱痛の情報は後角で二次ニューロンに乗り換えます。
4:○ 熱痛の情報は脊髄後側索ではなく、前外側索(前側索)を上行します。
後角で乗り換えた線維は反対側に交叉し、外側脊髄視床路などとして視床へ向かいます。
【ポイント】
温度覚と痛覚は脊髄視床路(前外側系)、識別性の触覚と深部感覚は後索路と区別します。
脊髄の後側索には、脳から脊髄後角へ下る下行性疼痛抑制系の線維が通ります。