正答2
解説
正解は2です。
透熱灸は皮膚に小さな熱傷をつくり、局所に炎症反応を起こします。
炎症によって免疫系や血液の性状が変化することが、施灸による生体反応として知られています。
【選択肢別解説】
1:× 熱傷による炎症では、ヒスタミンなどの作用で血管透過性は亢進します。
抑制されるのではありません。
2:○ 熱傷で生じた変性タンパク質(ヒストトキシン)などをきっかけに補体系が活性化され、補体価が上昇します。
施灸による免疫反応の代表的な変化です。
3:× 熱刺激や軸索反射で放出されるサブスタンスPなどにより、肥満細胞の脱顆粒は促進されます。
抑制されるのではありません。
4:× 施灸後には血液凝固時間は短縮すると報告されています。
延長するのではありません。
【ポイント】
1回の透熱灸による生体反応は、白血球の増加、補体の活性化、血管透過性の亢進、血液凝固時間の短縮などです。
炎症反応や生体防御が「起こる・強まる」方向に変化すると覚えると整理しやすくなります。