正答4
解説
正解は4です。
骨化性筋炎(外傷性骨化性筋炎)は、筋の中に骨が異所性に形成される状態です。
筋挫傷などで筋内に出血した部位に、無理な刺激が加わることで骨化が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 脊髄損傷の後にも股関節周囲などに異所性骨化が起こりますが、これは神経原性異所性骨化と呼ばれ、外傷性の骨化性筋炎とは区別されます。
2:× エストロゲン製剤の服用は骨化性筋炎の原因ではありません。
エストロゲンは骨吸収を抑える働きがあり、骨粗鬆症の治療に関わります。
3:× 意識障害を伴う脳障害(頭部外傷など)の後にも関節周囲の異所性骨化が起こりますが、これも神経原性異所性骨化として区別されます。
4:○ 筋挫傷の後に、血腫が残る時期に無理な可動域訓練や強いマッサージを行うと、筋内の出血部に骨化が起こります。
これが骨化性筋炎の典型的な原因です。
【ポイント】
大腿四頭筋や上腕筋の打撲後に起こりやすく、急性期の過度なストレッチやマッサージは避けます。
受傷後に痛みが続き、硬いしこりと関節可動域の制限が現れたら骨化性筋炎を疑います。