正答3
解説
正解は3です。
自律神経過反射は、高位の脊髄損傷患者で、損傷部より下の刺激をきっかけに起こる危険な反射です。
刺激により損傷部より下の交感神経が過剰に働き、急激な血圧上昇が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 自律神経過反射は腰髄損傷ではなく、おおむね第6胸髄より上位の損傷でみられます。
内臓の血管を支配する交感神経が脳からの抑制を受けなくなるためです。
2:× 頻脈ではなく徐脈を生じます。
血圧上昇を感知した圧受容器反射で迷走神経が働くためです。
3:○ 便秘や膀胱の充満、褥瘡などの刺激が原因となって起こります。
排便・排尿の管理が予防に重要です。
4:× 血圧が上がったらまず降圧薬を投与するのではなく、座位にして血圧を下げ、膀胱の充満や便秘などの原因を取り除きます。
それでも改善しなければ降圧薬を使います。
【ポイント】
症状は、急激な血圧上昇、徐脈、激しい頭痛、損傷部より上の顔面紅潮と発汗です。
対応は「頭を上げる、衣服をゆるめる、導尿や摘便で原因を除く」の順で行います。