正答4
解説
正解は4です。
ギラン・バレー症候群は、末梢神経が自己免疫によって障害される急性の多発神経炎です。
四肢の弛緩性麻痺が下肢から上行性に進み、腱反射が消失します。
【選択肢別解説】
1:× ギラン・バレー症候群は、中年女性に多い疾患ではありません。
あらゆる年齢に起こり、性別ではやや男性に多いとされます。
2:× ギラン・バレー症候群は、遺伝性疾患ではありません。
感染をきっかけに生じた自己抗体が末梢神経を攻撃する、後天性の自己免疫疾患です。
3:× 病因は骨格筋ではなく、末梢神経(髄鞘や軸索)にあります。
骨格筋に病因があるのは、多発性筋炎や筋ジストロフィーなどの筋疾患です。
4:○ 発症の1〜3週間前に、かぜ症状や下痢などの先行感染を認めることが多いです。
カンピロバクター・ジェジュニやサイトメガロウイルスなどの感染が引き金になります。
【ポイント】
典型例は数週間でピークに達し、その後は自然に回復に向かうことが多い疾患です。
重症例では呼吸筋麻痺を起こすため、急性期は呼吸状態の観察が重要です。