正答3
解説
正解は3です。
乳癌は、日本の女性で罹患数が最も多い癌です。
症状・好発部位・性質・治療法についての基本的な知識を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 乳癌の腫瘤は、多くの場合痛みを伴いません。
痛みのない硬いしこりとして、自分で気づくことが多くあります。
2:× 乳癌の発生が最も多いのは、外下部ではなく外上部(腋窩に近い側)です。
乳腺組織が最も多い部位であるためです。
3:○ 乳癌の多くは、女性ホルモン(エストロゲン)の刺激で増殖するホルモン依存性の腫瘍です。
ホルモン受容体が陽性の場合は、ホルモン療法が治療の選択肢になります。
4:× 乳房全摘術が必ず第一選択になるわけではありません。
腫瘍の大きさや位置によっては、乳房を残す乳房温存療法(部分切除と放射線治療)が選択されます。
【ポイント】
乳癌の危険因子は、初経が早い・閉経が遅い・出産経験がない・肥満(閉経後)など、エストロゲンにさらされる期間が長いことです。
乳頭のへこみや皮膚のくぼみ(えくぼ徴候)も乳癌を疑う所見です。