正答3
解説
正解は3です。
鍼のひびき(得気)を生み出す受容器を問う問題です。
ひびきは、刺鍼時に生じる重い・だるい・鈍く痛むような独特の感覚です。
これは筋などの深部組織にあるポリモーダル受容器が刺激され、その情報が主にⅣ群(C)線維で伝えられて生じると考えられています。
ポリモーダル受容器は、機械刺激・熱刺激・化学刺激のいずれにも反応する自由神経終末です。
【選択肢別解説】
1:× メルケル盤は表皮の基底層にある触覚の受容器で、持続的な圧迫を感じ取ります。
重だるいひびきの受容器ではありません。
2:× パチニ小体は皮下などにある振動覚の受容器で、速い振動に反応します。
ひびき感覚の受容器ではありません。
3:○ ポリモーダル受容器は深部組織にも分布し、鍼の機械刺激で興奮します。
鈍く重だるいひびき感覚を発生させる受容器と考えられています。
4:× 高閾値機械受容器は強い機械刺激に反応して鋭い痛みを伝え、主にⅢ群(Aδ)線維につながります。
刺入時のチクッとした痛みには関与しますが、ひびきの主体ではありません。
【ポイント】
ポリモーダル受容器は鍼灸刺激の受容器として頻出です。
「機械・熱・化学のすべてに反応」「Ⅳ群線維」「ひびき」をセットで覚えます。