正答1
解説
正解は1です。
農地法の許可の要否、許可申請の方式、農地の賃貸借の特則を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ この記述は誤りです。
農地法3条の許可を停止条件とする売買契約に基づく仮登記は、許可がなくても申請できます。
仮登記をしただけでは所有権は移転しないため、仮登記の段階で農業委員会の許可は不要です。
2:× この記述は正しい内容です。
農地法5条の許可申請は、調停が成立した場合などを除き、当事者が連署した申請書を提出して行います(農地法施行規則)。
3:× この記述は正しい内容です。
期間の定めがある農地の賃貸借は、期間満了の1年前から6か月前までに更新拒絶の通知をしないと、従前と同一条件で更新したものとみなされます(農地法17条)。
4:× この記述は正しい内容です。
農地の賃貸借の解除・解約の申入れ・合意解約・更新拒絶の通知には、原則として都道府県知事の許可が必要です(農地法18条1項)。
合意解約が農事調停によって行われる場合などは、許可は不要です。
【ポイント】
農地の売買では、許可がなければ所有権移転の効力が生じません。
一方、許可を条件とする仮登記は、権利を移転させるものではないため許可なしで申請できます。