正答4
解説
正解は4です。
この問題は最も不適切なものを選ぶので、○ が答え(不適切な記述)です。
自然災害への備えと、災害で損傷した賃貸住宅の修繕義務を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は適切です。
借主の安全確保のため、ハザードマップ等に記載された避難所の位置を示すことが望ましいとされています。
2:× 記述は適切です。
ブロック塀の耐震診断や除去・改修には、地方公共団体の助成金制度を活用できる場合があります。
3:× 記述は適切です。
不可抗力による損傷は借主の責めに帰すべき事由によるものではないので、修繕費用を借主が負担する理由はありません。
4:○ 貸主は、不可抗力による損傷であっても修繕を拒むことはできません。
貸主は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負います(民法606条1項)。
この義務は、損傷の原因が震災等の不可抗力であっても免れません。
【ポイント】
貸主が修繕義務を免れるのは、借主の責めに帰すべき事由で修繕が必要になった場合です(民法606条1項ただし書、2020年4月施行)。
また、一部滅失等で使用収益できなくなった部分があれば、賃料はその割合に応じて当然に減額されます(民法611条1項)。