33歳女性。
鼻づまりの症状が続いていたため、耳鼻科を受診したところ、花粉症と診断され、以下の処方箋を薬局に持参した。
(処方1)
プランルカストカプセル112.5 mg 1回2カプセル(1日4カプセル)
1日2回 朝夕食後 14日分
(処方2)
エバスチン錠10 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
(処方3)
フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50 μg 56噴霧用 1本
1回各鼻腔に1噴霧 1日2回 朝夕 噴霧
(処方4)
トラマゾリン塩酸塩点鼻液0.118% 10 mL
鼻閉時 1回各鼻腔に1噴霧 1日4回まで
問279
処方3の薬剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
なお、本剤には、結晶セルロース、カルメロースナトリウム、ポリソルベート80、フェニルエチルアルコールなどが添加されている。
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
フルチカゾンプロピオン酸エステルは、適用した鼻粘膜局所で抗炎症作用を発揮した後、吸収されると速やかに代謝されて不活性な代謝物となるよう設計されたアンテドラッグであり、全身性の副作用を抑えつつ局所効果を発揮する。
また本剤は難水溶性の主薬を微細化して分散させた水性懸濁液であり、結晶セルロースやカルメロースナトリウムは懸濁化剤として添加されている。
多用量の点鼻液は無菌試験法ではなく微生物限度試験の対象であり、1噴霧あたりの有効成分含量は表示どおり50 μgであって0.9 μgではない。
ポリソルベート80は難水溶性の主薬を分散させるための界面活性剤であり、微生物の発育を阻止する目的で添加されているのはフェニルエチルアルコール等の保存剤である。