正答3
解説
正解は3。
中枢性尿崩症は下垂体後葉からのバソプレシン分泌低下により多尿・口渇をきたす疾患であり、合成バソプレシンV2受容体作動薬であるデスモプレシンの経鼻又は経口投与が治療の第一選択となる。
飲水制限は喪失した水分の補給を妨げ、脱水や高ナトリウム血症を悪化させるため不適切である(選択肢1)。
ヒドロクロロチアジドなどのサイアザイド系利尿薬は、V2受容体以降の異常でデスモプレシンが効かない腎性尿崩症に対して尿量を減らす目的で用いられる薬物であり、バソプレシン分泌そのものが低下している中枢性尿崩症の治療の中心にはならない(選択肢2)。
プレドニゾロン(副腎皮質ステロイド)やチアマゾール(抗甲状腺薬)は尿崩症の治療薬ではない(選択肢4、5)。