35歳女性。
かぜの症状緩和のため、一般用医薬品を購入する目的で薬局を訪れた。
患者情報及び相談内容は以下のとおりであった。
症状:筋肉・関節の痛み、肩こり、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、せきの順に症状がつらい。
治療中の疾患:現在なし。
相談事項:明日、社内健康診断で血液検査と尿検査をする。
以前、総合感冒薬を飲んだときに尿の色が鮮やかな黄色になったことがある。
明日の尿検査の際、採尿カップ内の尿に色が着くと恥ずかしいので、尿に目立った色が着かないかぜ薬を希望する。
この患者に合わせた一般用医薬品を選択するにあたり、必要な成分の組合せとして以下の4成分を考えた。
成分A及び成分Bとして適切なのはどれか。
2つ選べ。
アセトアミノフェン
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
成分A
成分B
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
35歳女性、感冒症状(筋肉・関節痛、肩こり、鼻水・くしゃみ、のど痛、せき)があり、尿検査で尿が着色しない総合感冒薬を希望している症例。
正解は3と4。
アセトアミノフェン(解熱鎮痛)とdl-メチルエフェドリン(鎮咳)に加え、鼻水・くしゃみの緩解にはクロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン薬)、筋肉痛・肩こりの緩和にはフルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)が適する。
リボフラビン(ビタミンB2)は尿を鮮やかな黄色に着色させるため、尿に色を着けたくないという本症例の希望に反する。
アスコルビン酸(ビタミンC)は尿を着色しないものの、この患者が最もつらいと訴える筋肉・関節痛や肩こり、鼻水・くしゃみに対する効果は期待できず、限られた配合成分として優先すべき成分ではない。
チザニジンは医療用医薬品の中枢性筋弛緩薬であり、一般用医薬品には配合できない。