写真A〜Eに示した生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。
1つ選べ。
(下図参照:A〜Eはそれぞれ生薬の写真。Aは骨状に枝分かれした塊、Bは多数の小さな果皮片、Cは紡錘形の果実3個、Dは球形の種子・果実様の粒数個、Eは涙滴形の種子様の粒多数。)
正答2
解説
正解は2。
写真Bは山椒(サンショウ)の果皮で、辛味成分により腹部を温める作用や健胃作用が期待され、大建中湯に配合される代表的な生薬である。
選択肢1と5は薬能と配合方剤の記述自体は正しいが、写真の生薬名が入れ替わっている。骨状に枝分かれした塊である写真Aは根茎であるショウキョウ(生姜)で六君子湯などに配合され、涙滴形の粒である写真Eは種子であるキョウニン(杏仁)で麻黄湯などに配合される。
サンシシ(山梔子)は写真Cの紡錘形の果実に相当し消炎・利胆作用をもつが、葛根湯には配合されないため3は誤りである。
ハンゲ(半夏)は写真Dの球形の塊茎に相当し、半夏瀉心湯には瀉下作用ではなく制吐・健胃作用を期待して配合されるため4も誤りである。