正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
燃焼安全装置は、異常消火などのときに燃料を自動で遮断して炉内のガス爆発を防ぐ装置で、要件はボイラー構造規格第85条に定められています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
ボイラー構造規格第85条第1項により、燃焼安全装置とは、異常消火または燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに燃料の供給を遮断できる装置をいいます。
2:× 正しい記述です。
第85条第1項により、燃焼装置には原則として燃焼安全装置を設けなければなりません。
ただし書で第84条第4項各号の場合が除かれ、燃料の性質や燃焼装置の構造により緊急遮断が不可能なものはこれに当たります。
3:× 正しい記述です。
第85条第2項第1号により、燃焼安全装置は、作動用動力源が断たれた場合に、直ちに燃料の供給を遮断できるものでなければなりません。
停電などで監視ができない状態のまま燃料が送られ続けると危険なためです。
4:○ 誤った記述です。
第85条第4項は、燃焼に先立ち火炎検出機構の故障などによる火炎の誤検出がある場合には、燃焼安全装置は「燃焼を開始させない機能」を有するものでなければならないと定めています。
「直ちに火炎の検出を停止する」とする点が誤りです。
火炎を誤検出したまま燃焼を始めると、実際には着火していなくても燃料が送られ続け、炉内爆発のおそれがあるためです。
5:× 正しい記述です。
第85条第2項第2号により、燃焼安全装置は、作動用動力源が復帰した場合に、自動的に燃料供給の遮断が解除されるものであってはなりません。
炉内の安全を確認しないまま燃料が送られると、炉内爆発のおそれがあるためです。
【ポイント】
燃焼安全装置の要件は「動力源が断たれたら直ちに遮断」「動力源が復帰しても自動で解除しない」「誤検出があれば起動を阻止」です。
いずれも、故障時に安全側に動作するフェールセーフの考え方に基づいています。