鋼製蒸気ボイラー(貫流ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の水面測定装置に関するAからDまでの記述で、その内容が法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ボイラーには、ガラス水面計を2個以上取り付けなければならないが、遠隔指示水面測定装置を1個取り付けたものでは、そのうちの1個をガラス水面計でない水面測定装置とすることができる。
B 水柱管とボイラーを結ぶ蒸気側連絡管を、水柱管及びボイラーに取り付ける口は、水面計で見ることができる最高水位より下でなければならない。
C 最高使用圧力1.6MPaを超えるボイラーの水柱管は、鋳鉄製としてはならない。
D ガラス水面計でない水面測定装置として験水コックを設ける場合には、3個以上取り付けなければならないが、胴の内径が750㎜以下で、かつ、伝熱面積が10㎡未満のボイラーにあっては、その数を2個とすることができる。
正答5
解説
正解は5です。
この問題は法令に定められているものの組合せを選びます。
【記述別解説】の○は「法令に定められている記述」を表します。
水面測定装置は、ボイラー構造規格第69条から第72条に定められています。
【記述別解説】
A:× 第69条第1項は、遠隔指示水面測定装置を2個取り付けた蒸気ボイラーについて、ガラス水面計のうち1個を他の水面測定装置にできるとしています。
記述は「1個取り付けたもの」としている点が法令と異なります。
B:× 第71条第3項は、蒸気側連絡管の取付け口を「水面計で見ることができる最高水位より下であってはならない」としています。
記述は「下でなければならない」と、法令と逆になっています。
C:○ 第70条第1項は、最高使用圧力1.6MPaを超えるボイラーの水柱管を、鋳鉄製としてはならないと定めています。
D:○ 第72条第1項は、験水コックを3個以上取り付けるよう定めています。
胴の内径が750mm以下で、かつ、伝熱面積が10m²未満の蒸気ボイラーは、2個とすることができます。
【選択肢別解説】
1:× AとBは、どちらも法令に定められていません。
2:× 定められていないAとBを含むため、不適切です。
3:× 定められていないAを含むため、不適切です。
4:× 定められていないBを含み、定められているDが欠けています。
5:○ 法令に定められているCとDだけを挙げた組合せです。
【ポイント】
連絡管の取付け口は「水側は最低水位より上であってはならない」「蒸気側は最高水位より下であってはならない」と対で覚えます。
ガラス水面計の1個を他の装置に代えられるのは、「胴の内径750mm以下」又は「遠隔指示水面測定装置を2個取り付けたもの」です。