ボイラー水の吹出しに関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ボイラー底部からボイラー水を取り出す間欠吹出しは、最大負荷よりやや低いところで行う。
B ボイラーの運転中に水冷壁の吹出しを行うと、水循環を乱して水管を過熱させることがあるので、行ってはならない。
C 鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、ボイラー水の一部を入れ替える場合で、燃焼をしばらく停止するときに行う。
D 直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、ボイラーから近い方を先に操作する。
正答4
解説
正解は4です。
ボイラー水の吹出しについて、A〜Dのうち適切な記述だけをすべて選ぶ問題です。
【記述別解説】
A:× 誤った記述です。
間欠吹出しは、ボイラーを運転する前、運転を停止したとき、又は燃焼が軽く負荷が低いときに行います。
最大負荷よりやや低いところで行うのはスートブローであり、間欠吹出しではありません。
B:○ 適切な記述です。
水冷壁の吹出しを運転中に行うと、水循環が乱れて水管が過熱するおそれがあります。
このため、水冷壁の吹出しは運転中には行ってはなりません。
C:○ 適切な記述です。
鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行います。
燃焼中に行うと、温度の低い補給水が急に入り、鋳鉄のセクションに熱応力が生じるおそれがあります。
D:× 誤った記述です。
直列に設けた2個の吹出し弁を閉じるときは、ボイラーから遠い方(漸開弁)を先に閉じます。
その後で、ボイラーに近い方(急開弁)を閉じます。
ボイラーに近い弁を流れのない状態で操作することで、その弁の損耗を防ぎ、確実に締め切れるようにします。
適切なのはBとCです。
【選択肢別解説】
1:× 誤ったAを含んでいます。
2:× 誤ったAとDを含み、適切なBが抜けています。
3:× AとDはどちらも誤った記述です。
4:○ BとCの組合せで、適切な記述だけをすべて挙げています。
5:× 誤ったDを含み、適切なCが抜けています。
【ポイント】
直列の吹出し弁は、開くときはボイラーに近い方から、閉じるときはボイラーから遠い方から操作します。
開閉の順序を対にして覚えると混乱しません。