ボイラーの附属品及び附属装置に関し、AからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 主蒸気弁に用いる仕切弁は、蒸気入口と出口が直角になったもので、高圧用であるが全開時の抵抗が大きい。
B 減圧弁は、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいとき、又は使用箇所での蒸気圧力を一定に保つときに設けられる。
C 沸水防止管は、大径のパイプに設けた穴から、蒸気を胴又はドラム内の広い範囲に分散させる装置である。
D 主蒸気管の配置に当たっては、曲がり部に十分な半径をもたせ、ドレンのたまる部分がないように傾斜をつけるとともに、要所に蒸気トラップを設ける。
正答4
解説
正解は4です。
主蒸気弁・減圧弁・沸水防止管・主蒸気管の配置について、A〜Dの正誤を判断する問題です。
【記述別解説】
A:× 不適切です。
仕切弁は、蒸気が弁本体の内部を直線状に流れるため、全開時の抵抗が小さい弁です。
蒸気の入口と出口が直角になっている弁はアングル弁で、仕切弁の説明ではありません。
B:○ 適切です。
減圧弁は、発生蒸気の圧力と使用箇所の圧力の差が大きいときや、使用箇所の蒸気圧力を一定に保ちたいときに設けます。
C:× 不適切です。
沸水防止管は、大径パイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、流れの向きを変えて水滴を分離する装置です。
蒸気を胴内の広い範囲に「分散させる」装置ではありません。
D:○ 適切です。
主蒸気管は、曲がり部に十分な半径をもたせ、ドレンがたまらないよう傾斜をつけます。
さらに要所に蒸気トラップを設けてドレンを排出し、ウォータハンマを防ぎます。
適切なのはBとDなので、正答は4です。
【選択肢別解説】
1:× 誤ったAとCを含むため、該当しません。
2:× 誤ったAを含むため、該当しません。
3:× AとCはどちらも誤りなので、該当しません。
4:○ 適切なBとDだけの組合せで、これが正答です。
5:× 誤ったCを含み、適切なBを欠くため、該当しません。
【ポイント】
弁の形と抵抗の関係は頻出です。
仕切弁は直線状の流れで抵抗が小さく、玉形弁は流れがS字形になるので抵抗が大きく、アングル弁は入口と出口が直角です。