正答5
解説
正解は5です。
低炭素鋼の引張試験で得られる応力-ひずみ線図の、各点の名称を問う問題です。
図では、原点から直線的に立ち上がる部分の途中に小さな点が2つあり、その上でA点の山に達します。
A点の直後は、応力が小さく波打ちながらひずみだけが増える区間があります。
その後の曲線は上に凸の山形となってB点で最も高くなり、そこから下がってC点で終わっています。
【選択肢別解説】
1:× A点は弾性限度ではありません。
弾性限度は直線部の途中の点で、A点より下にあります。
また、許容引張応力は設計で定める値で線図上の点ではなく、C点は引張強さではなく破断の点です。
2:× B点の引張強さとC点の破断強さは正しいですが、A点が誤りです。
比例限度は応力とひずみが比例する直線部の上限で、A点より下の点です。
3:× 3点とも誤りです。
比例限度と弾性限度は直線部の途中の2つの点に当たり、降伏点はC点ではなくA点です。
4:× A点の降伏点とC点の破断強さは正しいですが、B点が誤りです。
B点は線図の最大応力で、許容引張応力ではなく引張強さです。
5:○ A点は、応力が増えなくても伸びが急に進み始める降伏点です。
B点は線図上の最大の応力で引張強さ、C点は試験片が破断するときの応力で破断強さです。
【ポイント】
低炭素鋼の線図では、下から比例限度、弾性限度、降伏点、引張強さの順に並び、最後に破断します。
許容引張応力は、引張強さを安全率で割るなどして設計上定める値です。