ボイラーの蒸気トラップの分類を示すAからDまでの方式について、作動原理が蒸気とドレンの温度差を利用するもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。
A バイメタル式
B ベローズ式
C オリフィス式
D ディスク式
正答1
解説
正解は1です。
蒸気トラップを作動原理で分類させる問題です。
蒸気トラップは、蒸気を逃がさずにドレン(凝縮水)だけを自動的に排出する装置です。
【記述別解説】
A:○ バイメタル式は、温度で湾曲するバイメタルで弁を開閉します。
低温のドレンでは開き、高温の蒸気では閉じるので、温度差を利用する方式です。
B:○ ベローズ式は、揮発性の液体を封入したベローズが温度で伸縮して弁を開閉します。
これも温度差を利用する方式です。
C:× オリフィス式は、オリフィスを通過するときの蒸気とドレンの熱力学的性質の違いを利用する熱力学式です。
温度差を利用するものではありません。
D:× ディスク式は、蒸気とドレンの流速や圧力の違いでディスクを開閉させる熱力学式です。
温度差を利用するものではありません。
温度差を利用するのはAとBだけなので、正解は1です。
【選択肢別解説】
1:○ AとBで、温度差を利用するものだけをすべてあげています。
2:× 熱力学式のCを含むので誤りです。
3:× 熱力学式のCとDを含むので誤りです。
4:× 熱力学式のCを含み、Aも欠けているので誤りです。
5:× CもDも熱力学式なので誤りです。
【ポイント】
蒸気トラップは、密度差を利用する機械式(バケット式・フロート式)、温度差を利用する温度調節式(バイメタル式・ベローズ式)、熱力学式(ディスク式・オリフィス式)に分けられます。