正答3
解説
正解は3です。
ヒトの染色体の数と性染色体の構成、伴性劣性遺伝の伝わり方を問う問題です。
伴性劣性遺伝では、原因遺伝子がX染色体上にあるため、X染色体を1本しかもたない男性に発症しやすいという特徴があります。
【選択肢別解説】
1:× ヒトの体細胞の染色体は42本ではなく46本です。
内訳は22対の常染色体と1対の性染色体です。
2:× 男性の性染色体はYYではなくXYの組み合わせです。
3:○ 女性の性染色体はXXの組み合わせです。
2本のX染色体をもつため、伴性劣性遺伝病では保因者になることが多くなります。
4:× 伴性劣性遺伝の典型的な伝わり方は、父親から娘への発症ではありません。
患者である父親のX染色体は娘に必ず受け継がれますが、娘はもう1本の正常なXをもつため通常は保因者にとどまります。
5:× 伴性劣性遺伝で問題になるのは、保因者の母親から息子への遺伝と発症です。
母親から娘に原因遺伝子が渡っても、娘は通常は発症しない保因者となります。
【ポイント】
伴性劣性遺伝の代表は血友病やデュシェンヌ型筋ジストロフィーです。
「保因者の母から息子へ伝わり、息子の半数が発症する」「父から息子へは伝わらない」という2点をセットで覚えましょう。
【用語】
性染色体:性別を決める染色体で、ヒトではXとYの2種類がある。
伴性劣性遺伝:X染色体上の劣性遺伝子によって起こり、男性に発症が多い遺伝形式である。
常染色体:性染色体以外の染色体で、ヒトの体細胞には22対ある。