正答2
解説
正解は2です。
この問題は創傷治癒への関わりが少ないものを選ぶので、○ が答え(関わりが少ない細胞)です。
創傷治癒は、止血期・炎症期・増殖期・成熟期の順に進みます。
各段階で中心となる細胞を押さえておくことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 好中球は創傷治癒の炎症期の早い段階で創部に集まり、細菌や異物を貪食して創を清浄にします。
2:○ 好酸球は主に寄生虫感染やアレルギー反応に関与する白血球です。
創傷治癒の過程で中心的な役割はもたないため、関わりが少ないものとして選びます。
3:× マクロファージは壊死組織を貪食するとともに、成長因子を放出して線維芽細胞の増殖や血管新生を促します。
創傷治癒に欠かせない細胞です。
4:× リンパ球は炎症期の後半に集まり、サイトカインを介して治癒過程を調節します。
5:× 血小板は止血期に血栓をつくって出血を止めます。
さらに血小板由来成長因子などを放出して、治癒過程を開始させます。
【ポイント】
「止血は血小板、炎症初期は好中球、炎症後期から増殖期の司令塔はマクロファージ」と流れで覚えましょう。
好酸球は「アレルギーと寄生虫」、好塩基球は「ヒスタミン」と、白血球ごとの役割も整理しておくと便利です。
【用語】
創傷治癒:傷が止血、炎症、増殖、成熟の段階を経て修復される過程である。
好中球:白血球の一種で、細菌などを貪食して処理する細胞である。
マクロファージ:異物や死んだ細胞を貪食し、炎症や組織修復を調節する細胞である。
好酸球:主に寄生虫感染やアレルギー反応に関わる白血球である。