正答5
解説
正解は5です。
幼児期の指さしの機能を問う問題です。
指さしは生後9〜10か月ごろに現れ、三項関係(自分・相手・対象)の成立とともに伝達の手段として発達します。
この問題は指さしの機能にみられないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 要求は指さしの機能にみられます。
欲しい物を指さして相手に取ってもらおうとします。
2:× 叙述は指さしの機能にみられます。
興味をもった物を指さし、「ほら見て」と相手と関心を共有しようとします。
3:× 質問は指さしの機能にみられます。
物を指さして相手の顔を見て、その名前などを尋ねようとします。
4:× 応答は指さしの機能にみられます。
「〇〇はどれ」と聞かれて該当する物を指さして答えます。
5:○ 否定は指さしの機能にはみられません。
拒否や否定は、首を横に振る、押しのける、泣くなどの別の方法で表されます。
【ポイント】
指さしの発達はおおむね「興味の指さし、要求・叙述の指さし、応答の指さし」の順に進みます。
指さしの出現や理解の遅れは、言語発達の遅れや自閉スペクトラム症を疑う手がかりになります。
【用語】
指さし:興味のある物を指で示して相手に伝える行動で、共同注意の発達と深く関係する。
叙述:自分が見つけたものや興味をもったものを、相手に伝えるはたらきである。
三項関係:自分と相手と対象物の三者の関係で、一緒に同じ物に注意を向ける状態である。