正答4
解説
正解は4です。
トークンテストは、色・形・大きさの異なる「トークン(札)」を指示どおりに操作させる聴覚的理解の検査です。
軽度の聴覚的理解障害の検出に有用です。
この問題は評価できないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 色名の理解は評価できます。
「赤い丸に触ってください」のように、指示に色名が含まれます。
2:× 形の名称の理解は評価できます。
トークンは丸と四角の形があり、形の名称を理解する必要があります。
3:× 聴覚的把持力は評価できます。
指示の中の要素(色・形・大きさ)が段階的に増え、長い指示を覚えておく力が必要になるためです。
4:○ 関係節の理解は評価できません。
トークンテストの指示には、名詞を修飾する関係節(連体修飾節)の理解を問う課題は含まれていません。
5:× 位置関係を表す語の理解は評価できます。
後半の課題には「上に」「横に」など位置関係を表す語を含む指示があります。
【ポイント】
トークンテストは、言葉の意味の手がかりが少ない指示を用いるため、わずかな理解障害も検出できます。
指示文が長くなるほど、理解力だけでなく聴覚的把持力も問われます。
【用語】
トークンテスト:大きさ・形・色の異なる札を、口頭の指示に従って動かさせ、聴覚的な理解力を調べる検査である。
聴覚的把持力:聞いた内容を短い間覚えておく力で、長い指示の理解に関係する。
関係節:名詞を修飾する節のことで、文の構造が複雑になる要素の一つである。