正答5
解説
正解は5です。
補聴器特性測定装置を用いて、補聴器の性能を測定する方法を問う問題です。
測定の条件や方法はJIS規格で定められています。
【選択肢別解説】
1:× 測定値の単位はdBHLではなく、dBSPL(音圧レベル)です。
カプラ内に生じる音圧を物理量として測定するためです。
2:× 無響室で測定する必要はありません。
周囲の音を遮る測定用の箱(テストボックス)を備えた装置で測定できます。
3:× ポケット型補聴器の測定には6ccではなく、2ccカプラを使います。
2ccカプラは外耳道の容積を想定した擬似耳です。
4:× 気密に接続するのは補聴器のマイクロホンではなく、イヤホン(音の出口)とカプラです。
音漏れがあると測定値が不正確になるためです。
5:○ 規準の状態では出力制限装置を作動させないようにすることは正しいです。
補聴器そのものの特性を測るため、音質調整器や出力制限装置は働かない状態に設定します。
【ポイント】
補聴器の主な特性には、最大出力音圧レベル、音響利得、周波数レスポンス、全高調波ひずみ率などがあります。
6ccカプラはオージオメータの気導受話器の校正などに用いられる点と区別します。
【用語】
補聴器特性測定装置:補聴器の利得や出力などの電気音響特性を、決められた条件で測定する装置である。
カプラ:補聴器の出力を測るため、人の外耳道の容積を模した小さな容器である。
dBSPL:音圧レベルの単位で、基準音圧に対する音圧の大きさをデシベルで表したものである。
出力制限装置:補聴器の出力が大きくなりすぎないように、最大出力を抑える機能である。