正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
K-ABCの下位検査が、それぞれどのような能力を反映するかという心理学的分析を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 組み合わせが誤りです。
位置さがしは、絵が置かれた位置を記憶して答える同時処理の下位検査です。
反映するのは空間的な位置関係の把握や視覚的な短期記憶で、構成能力ではありません。
2:× 組み合わせは正しいです。
語の配列は、聞いた語の順に絵を指さす継次処理の下位検査で、聴覚的短期記憶を反映します。
3:× 組み合わせは正しいです。
模様の構成は、三角形の板で見本の模様を作る同時処理の下位検査で、新しい問題を解く流動性知能を反映します。
4:× 組み合わせは正しいです。
視覚類推は、図の関係性を推理して当てはまるものを選ぶ下位検査で、分析能力を反映します。
5:× 組み合わせは正しいです。
なぞなぞは、いくつかの手がかりから答えのことばを導く習得度の下位検査で、蓄えた知識である長期記憶を反映します。
【ポイント】
K-ABCは認知処理を継次処理と同時処理に分け、知識の習得度と区別して評価します。
構成能力を最もよく反映するのは模様の構成です。
【用語】
同時処理:情報を全体としてまとめ、空間的・統合的に一度に処理する認知の方式である。
継次処理:情報を一つずつ順番に、時間的な順序に沿って処理する認知の方式である。
流動性知能:新しい場面で問題を解決する、経験や知識によらない柔軟な思考力である。
習得度:学習や経験を通して身につけた知識や技能の程度で、K-ABCでは認知処理と区別して測定する。