正答2
解説
正解は2です。
自閉症スペクトラム障害の診断基準は、社会的コミュニケーションの障害と、限局された反復的な行動・興味の2領域からなります。
後者に当たる行動を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 指さしたものを見ないのは、相手と注意を共有する共同注意の弱さで、社会的コミュニケーションの障害に当たります。
2:○ 初めての食べ物を食べないのは、同じであることへのこだわりや変化への抵抗を示す行動です。
活動と興味の範囲が限局されていることの表れです。
3:× アイコンタクトがないのは、非言語的コミュニケーションの障害で、社会的コミュニケーションの領域に当たります。
4:× まねをしないのは、他者への関心や模倣の弱さで、社会的コミュニケーションの領域に当たります。
5:× ジェスチャーの意味が理解できないのは、非言語的コミュニケーションの理解の障害で、社会的コミュニケーションの領域に当たります。
【ポイント】
限局された反復的な行動には、常同運動、同一性へのこだわり、狭く強い興味、感覚の過敏や鈍麻が含まれます。
偏食はこだわりや感覚過敏の表れとしてよくみられます。
【用語】
限局された反復的な行動:同じ動作や関心に固執し、変化を嫌うなどの特徴で、自閉症スペクトラム障害の診断基準の一領域である。
共同注意:他者と同じ対象に注意を向け、関心を共有する働きで、指さしや視線の追従などに現れる。
非言語的コミュニケーション:表情・視線・身ぶりなど、言葉以外の手段で意思や感情を伝え合うコミュニケーションである。
模倣:他者の動作や発声を見聞きして、同じように再現することで、学習やコミュニケーションの土台になる。