正答3
解説
正解は3です。
カイザー・グッツマン法は、変声障害(声変わり後も高い裏声が続く状態)に対して声を低くする方法です。
指で圧迫する部位を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 舌骨は喉頭の上方にある骨で、この方法で圧迫する部位ではありません。
2:× 下顎骨は口の動きに関わる骨で、声の高さを直接下げる操作には用いません。
3:○ 甲状軟骨(のどぼとけ)を指で後下方に圧迫すると、声帯が短く緩んで張力が下がります。
その結果、地声に近い低い声が出やすくなります。
4:× 輪状軟骨は甲状軟骨の下にある輪状の軟骨で、この方法で圧迫する部位ではありません。
5:× 披裂軟骨は喉頭の内部にあり、声帯の開閉に関わる軟骨です。
外から指で圧迫することはできません。
【ポイント】
変声障害は思春期の男子に多く、音声治療で比較的速やかに改善します。
甲状軟骨を押し下げて低い声を体験させ、その声を定着させていきます。
【用語】
変声障害:変声期を過ぎても声が低くならず、高い声が続く音声障害で、心理的要因が関与することが多い。
甲状軟骨:喉頭を構成する最大の軟骨で、前面が突出して「のどぼとけ」とよばれる。
輪状軟骨:甲状軟骨の下にある輪状の軟骨で、喉頭の土台をなし、気管の上端に接している。
披裂軟骨:声帯の後端が付着する一対の小さな軟骨で、動くことで声帯を開閉する。
舌骨:舌の根もとにあるU字形の骨で、喉頭や舌の筋の付着部となる。